SV650X

スズキSV650X1000㎞走行インプレッション

SV650Xを納車して約5ヶ月が経ちました。

そこでスズキSV650X2019年モデルについてのインプレッションをしたいと思います。

スズキ純正カフェレーサースタイル

ノーマルモデルSV650 ABSをセパレートハンドルへ、シートをタックロールシートへ変更されています。

仕上げにロケットカウルをイメージさせるヘッドライトカウル装着されたことによりレトロな雰囲気へと一新しています。

おまけにささやかなフレームカウルを付けていることによりネオレトロな演出までされています。

カフェレーサー好きや鈴菌にはたまらないデザインだと思いいます。

レバーはU-KANAYA 可倒式アルミビレットレバーを使用

 

 

走行性能

足回り

以前のSV650 ABSは制動力不足があったようです。そのために、ブレーキが強化されているためブレーキが物足りないと感じたことはありません。

止まりたいときにしっかり効いてくれます。ブレーキのタッチはやわらかめで扱いやすいです。ABSは前後に標準装備のためもしものことがあっても安心することができます。

サスペンションは納車当初はかなり固めで地面の段差でかなり突き上げがありました。

1000㎞走行した現在では、突き上げはあまり感じなくなくなりました。私が慣れたということも考えられますが、乗り心地が良くなっているように思えます。

また、路面への食いつきがよくコーナーでも安心してバンクすることができるようになりました。ポジションも相まってついついコーナーを攻めたくなってしまいます。

前輪には異径対向4ポットフロントブレーキキャリパーを採用しています。ディスク径は290㎜のダブルディスク。後輪にも直径240㎜のシングルディスクを採用。

エンジン

エンジンはミドルクラスの国産車で珍しくスポーツVツインエンジンを採用しています。

90°Vバンク角を採用しておりハーレなどとは違ったフィーリングとサウンドを楽しむことができます。

パラツインの270°クランクのエンジンと爆発間隔は同じといわれていますが、私にとってはVツインエンジンというロマンで十分だと思っています(笑)。

エンスト防止のためにローRPMアシストという機構が組み込まれており、坂道や渋滞でのエンストを防止することができてとてもいいです。購入当初はいらないと思ってましたがもうないとだめかもしれません…

エンジン特性としては4000回転あたりまではドコドコという感じで心地よい振動を感じ、地面を蹴っている間隔が伝わります。トルクも十分で速度が落ちた場合でも問題なく走行することができます。田舎町をのんびり50㎞/hくらいで流したい気分にさせてくれます。

そこから回転数を上げていき5000回転を超えてあたりからは振動は徐々に終息していきヴォォォ~ンと猛々しいVツインサウンドを響かせながら速度を上げていきます。8000回転を過ぎてトップ馬力76.1PS(スズキ諸元より)では体が置いて行かれそうになるほどの加速感を感じることができます。

フラットトルクならでは乗りやすさが出ており、大型バイクにありがちなドン突き感はありません。そのために初心者でも扱いやすいと思います。

サウンド

上記で述べたようにSV650XはVツインエンジン特融のドコドコというVツインサウンドを楽しむことができます。

マフラーからはヨシムラのような排気音にプラスしてタンク下からは吸気音を聞き取ることができ低速走行や高速走行のどちらでも官能的なサウンドを楽しむことができます。

ちなみに最近のバイクに言えることですけど音は大きめです。マフラー替えるのはドレスアップが主な要因になるかと思います(笑)。

足つき性

SV650X ABSはスタンダードモデルのSV650 ABSよりもシート高が5㎜高い790㎜となっています。

5㎜の差であるため個人的には違いは感じられません。それに、車両重量が197㎏のためとても軽いです。タンクもかなりきれこまれているので足つき性が向上しています。

信号待ちでの立ちごけするリスクは低いと思います。

私の身長は167㎝ 体重は57㎏です。今回着用しているブーツはガエルネG-STONEを着用しています。

両足をつくと母指球がギリギリ着くくらいです。片足立ちではかかとが浮くか浮かないかというところです。

燃費と走破性

1023㎞走行して燃費24.6㎞/Lです。

カタログ燃費ではWMTCモード値でで26.6㎞/Lとややカタログよりも低いですがこれは誤差や運転する人の問題でしょう。かなり回して乗ってたことが原因と思われます。

航続距離はタンク容量14Lから考えると340㎞ほどは走行することができることになります。

これなら北海道ツーリングなど長距離の走行でもガス欠の心配をしないで走行することができます。体がもてばの話しですけど・・・

まとめ

80万円ほどでメーカー純正カフェレーサーを乗ることができ、国産車ではほとんどないVツインエンジンを搭載されている数少ないバイク。

その上、安価にもかかわらずメーターではギアポジションインジケーターや燃料計など必要なものが備え付けてあります。

エンジンではエンスト防止機構やVツインエンジン特有のフィーリングやサウンドを味わうことがでエンジンも扱いやすい。足つきもよく軽量であるため初心者のかたや女性にもおすすめすることができると思ってます。

しいて欠点をあげるとしたらポジションがややキツイ。2時間ほど運転すると肩や首が悲鳴を上げ始めます。長距離を移動とした目的の方にはおすすめできません。

しかしながら、カフェレーサーが好きでセパレートハンドルのバイク。そして、Vツインエンジンを味わってみたいという初心者から玄人の方まで満足させてくれる一台だと思います。

最近では2020年の新カラーがグラススパークルブラックが発表されています。この色もかっこいいですよね!

購入お検討されている方がいたらぜひおすすめします。

 

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